ファイナンシャル・プランナー試験(FP試験)の3級と2級の違いは何でしょうか。

 

■FP3級とFP2級の同じ点

まずFP3級も2級も、共に合格ラインは60%以上の正答率が必要になります。

また学科と実技が、午前と午後に、試験時間が別れているのも共通です。

範囲も「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野と一緒です。

 

以下、違いについて解説していきます。

 

■FP3級

まず3級は、日常生活で関わってくる、税金、保険、不動産、相続…などについて、広く浅い知識を問われる試験です。

少しお金に興味がある人であれば、問題集を1通り勉強すれば、そこまで時間がかからず合格できるでしょう。

3級の受験料は学科と実技をあわせて6,000円です。(日本FP協会3級FP技能検定2018年度)

合格率も約80%と高いです。(受験しなかった欠席者も母数に含めると60%程度)

 

■FP2級

2級は、3級と同じ出題範囲ですが、3級と比べて深い内容になります。

各分野について、「深く仕組みも理解している」ことが大切になります。ただ深いといっても、仕事で専門にしている方は、その分野は簡単に感じると思います。例えば、保険の仕事をしている人は、FP2級の保険分野は簡単でしょう。専門の分野でないと、難しいと最初は感じると思います。

2級の受験料は、3級よりも2700円高く、学科と実技をあわせて8,700円です。(日本FP協会2級FP技能検定2018年度)

ひたすら6分野の問題集を繰り返し解いて、解説を読み、正しく理解することが必要です。

合格率も約40%程度。

 

■まとめ:FP3級とFP2級の同じ点

・学科は午前、実技は午後

・合格ラインは60%以上

・「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野

 

■まとめ:FP3級とFP2級の違う点

・受験料(学科と実技) 3級:6000円、2級:8700円

・当然ですがFP2級のほうが難しい

・FP3級の午後(実技)はマークシートだが、FP2級の午後(実技)は記述がある。(といっても数字の記述程度。)

 

 

3級受かった人は、2級を次の試験で、すぐに受験することをおすすめします。

範囲も変わらないため、知識が頭に残っている間に、また法律などの制度が変わる前に、3級に合格した勢いで2級も受験したほうが、勉強に無駄がありません。

おすすめの問題集は「おすすめ教科書&問題集」で紹介します。

 

 

FP3級とFP2級の違い